山口県にある旭酒造。有名銘柄獺祭
日本に限らず世界中にその名をとどろかせる獺祭。名前の由来は蔵元が位置する獺越という地名と文豪、正岡子規の別号獺祭書屋主人から来ている
旭酒造の歴史は古く、創業は昭和初期1770年とあります。今では日本を代表する日本酒となっていますが、創業から長きにわたって小さな地酒蔵でした。しかし今では国内外を問わず品薄続出するほどの大人気の日本酒であり、世界を股にかけて日本酒文化を広げています。
華やかな香りと、口に含んだ時のきれいなはちみつのような甘味、飲んだ後の淡い余韻が心地よい
獺祭は、米と水と麹のみで作り、米を50%以上磨いた純米大吟醸を主力に作っている
旭酒造は、日本最高の精米歩合のお酒を作ろうと考えました。
獺祭では、遠心分離システムを導入したことでも業界の常識を覆しました。日本酒の搾りの過程では圧力をかけて絞る方法が一般的ですが、獺祭の遠心分離は遠心分離機にて一分間に約3000回の遠心力で醪と生酒を分離、遠心力を使うことでお酒に負担をかけることなく、醪本来の甘みや香りといった純米大吟醸ならではの良さを残すことができます。高額な機械ですが、うまい酒を造るため手間や費用を惜しまない姿勢こそが獺祭が世界中のお酒である理由かもしれません
もう一つの特徴としては旭酒造には、日本酒の醸造職人である杜氏がいません。これは旭酒造で働く社員全員が同じ志を持つ杜氏であるという考えから
日本酒造りをデータ化しているので杜氏の技術に頼らなくても済むよう、データを活用するようになったこれによって、農業、温度管理、醪の管理などをデータ化し、品質の安定したお酒を造ることができます
海外にも欧米を中心に世界数十か国に輸出されている
日本酒専門店からしても品質が安定していてコスパにも優れます
獺祭は華やかな香りで繊細な味が特徴なので一番初めに楽しんでもらうことをおすすめします。
どちらかというと甘めなので初心者や女性にもおすすめです
獺祭は機械化しデータに注目しそれをもとに製造している最先端の酒蔵です
機械化し杜氏がいないことで否定する人もいますがこれは長年の旭酒造のデータ分析があってこそ
杜氏が変わるときに品質の変化も起きないしその分コスパもよく品質も安定する
営業もうまく旭酒造の日本酒は売りやすい
震災によって停電し醪発酵がうまくいかないとき島耕作とコラボし普段のお酒よりも安く売りその先へという一番高いお酒も同じボトルで同じ価格で売ったことで日本酒の味を楽しむことにシフトした
危機をチャンスにする酒蔵
今後も目が離せません